好きな本の紹介とか


みりたり(2014/03/06)

~武器や兵器は過激なので決して教育に良いものではない~
最近のゲームは、暴力や戦場の描画が非常にリアルになってきています。また、漫画もそういう過激な描画があるものがあり、何かかと悪い印象を与えてしまうことがあるのではないでしょうか?

しかし、銃火器や武器は、ゲーム好きやアクション映画好きなら誰もが憧れるヒーロー的存在でもあります。

~キャラクタ次第では、兵器や戦争でもギャグになる~

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物語は、現在社会に住むごく普通の少年の家に、突然2人の女兵士が乱入してきて、戦争に巻き込まれてしまうという設定です。
その兵隊さんは、見た目が子供の非常に可愛らしいキャラクターだったりするわけです。
最近流行りの、かわいい女の子を登場させれば売れるとか。
ひらがな4文字の4コママンガはそういうものがおおいとか。
そう言われてしまえば、それまでですが。
非常に日常的であり、キャラクター子供っぽくデフォルメされているため、銃火器をぶっ放す描画や爆弾が爆発する描画がたくさんあるにもかかわらず、ほのぼのしい内容になっています。

「こち亀」のいう漫画では、主人公の両津勘吉が銃で撃たれそうになったり、爆弾の爆発に巻き込まれたりしていますが、グロテスクな印象はまったくありませんよね。
この漫画もそういう類のジャンルであるため、安心して楽しむことができます。

~主人公が現代人なので、同じ目線で楽しめる~
また、主人公が現代に住むごく普通の少年であるため、戦争映画や戦争をテーマにしたゲームにありがちな、戦争や武器の知識がないと深く楽しめないということはありません。
読者は主人公と同じ目線で物語が進むため、武器や兵器を知らない人でも、その雰囲気を楽しめるのが特徴です。

主人公とともに暮らすことになる2人の女兵士は、現在社会の常識を全く知りません、
しかし、いくつも戦場を生き抜いてきた凄腕の兵士なのです。
2人のうち、一人は少しまともかもしれませんが、基本的に現在人とズレています。
その2人の思考がが現在社会に生きる主人公とのズレの面白さがこの漫画の魅力だったりします。

~兵器好きでも満足の細かいネタの数々~

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作者が非常に武器や兵器について詳しいため、戦争ゲームや兵器が好きな人が、ついニヤリとしてしまうネタが散りばめられています。
「メタ○ギア」、「ター○ネータ」その他諸々 を連想させるようなネタがあちこちに…
武器や兵器の名前や設定が細かったり、ページの隅に豆知識が、面白おかしく解説されています。
この漫画を読んでいれば、戦争や兵器に詳しくなったりするかも・・・

例えば、
「上下2段になっているショットガンの銃身、下のほうには弾がはいっているぞ。」
「手榴弾は色で使用目的がわかるぞ!青い色は一般的に訓練用だ!」
などなど、こんなどうでも良い知識が満載なのです。

~あくまで日常~

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物語では戦争をしているため、当然敵となる人物がいます。主人公側と同じく「可愛い女の子」ですけど。
ですが、居候で子供であるため保護者がついているとか、戦争なんだけど保護者の前では乱暴はいけないとかそういうルールがあったりします。
実際の戦争でも、毒ガスは禁止だったり、医療機関を襲撃してはいけない、人を殺すのが戦争なのに無人機で攻撃するのは良くないとか揉めていたり、などなど
このように実際の戦争といってもすべてが自由なわけでもないですけどね(笑)

ちなみに、最近完結しました。全5巻となっております。

みりたり! (1) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)

ぱっとしない生活を送っていた宗平のもとに、突然戦車で押しかけてきた女の子軍人・ルト中尉とハルカ少尉。
こうして日常に戦車がある生活は始まった。
そして、それを追うようにして現れた女の子敵国軍人・シャチーロフ。
民家で火器を使用することにためらいがない彼女たちにいろんな意味でドキドキが止まりません。



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